なぜイラストやアイコンを使うのか
写真は「リアルな情報」を伝えるのに優れていますが、抽象的な概念や手順の説明には向いていません。そこで活躍するのがイラストやアイコンです。
「安心感」「スピード」「成長」。目に見えない概念を一瞬で伝える。それがイラストとアイコンの力です。
イラストとアイコンの違い
要素 | イラスト | アイコン |
|---|---|---|
目的 | 雰囲気・世界観を伝える | 機能・意味を端的に示す |
サイズ | 大きめ(主役になれる) | 小さめ(補助的に使う) |
情報量 | 多い(表情・シーンなど) | 少ない(シンプルな形) |
使い方 | ヒーロー、説明セクション | ナビ、リスト、ボタン |
イラストの選び方・使い方
テイストを統一する
1つのデザインの中で、フラットイラストと手描きイラストを混ぜると、ちぐはぐな印象になります。最初に「このプロジェクトではこのテイスト」と決めましょう。
よくあるイラストのテイスト
フラット
影なし・シンプル
手描き風
温かみ・ナチュラル
線画
ミニマル・上品
- フラットイラスト:影のないシンプルな塗り。Webサービスやアプリでよく使われる
- アイソメトリック:斜め上から見た立体的な表現。テック系サービスに多い
- 手描き風:温かみのあるタッチ。教育・子ども向け・ナチュラル系に合う
- 線画:線だけで描かれたシンプルな表現。ミニマルなデザインに合う
アイコンの選び方・使い方
アイコンの3つのルール
Bad
サイズ・太さ・テイストがバラバラ
Good
サイズ・太さ・テイストが統一
- サイズを揃える:同じ文脈で使うアイコンは、すべて同じサイズにする
- 太さを揃える:線の太さ(ストローク)がバラバラだと統一感がなくなる
- テイストを揃える:塗りつぶし型(Filled)と線型(Outlined)を混ぜない
アイコンだけに頼らない
アイコンは「補助」です。アイコンだけで意味を伝えようとすると、ユーザーによって解釈が分かれます。アイコン+テキストラベルの組み合わせが、もっとも確実に伝わります。
無料アイコン・イラスト素材の活用
- Heroicons:Tailwind CSS公式チームが作ったアイコンセット
- Lucide:シンプルで統一感のある線型アイコン
- unDraw:カスタマイズ可能なフラットイラスト
- いらすとや:日本で最も有名なフリーイラスト素材
素材を選ぶときは「テイストが自分のデザインと合うか」を最優先で確認しましょう。
まとめ
イラストとアイコンは「言葉で伝えにくいことを視覚化する」道具です。大切なのは、テイスト・サイズ・太さの統一。バラバラの素材を集めるより、1つのセットから選ぶほうが、デザイン全体の統一感が保てます。
この章の記事
- イラスト・アイコンの基本 ― 情報を視覚化する力
- アイコンの実践的な使い方
- 図解の作り方 ― 複雑な情報をシンプルに伝える
- グラフ・チャートの選び方と見せ方
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