図解は「理解のショートカット」
長い文章で説明するより、1枚の図解のほうが一瞬で伝わることがあります。図解は複雑な情報を構造化して視覚的に表現する技術です。デザイナーだけでなく、ビジネスパーソンにとっても強力なスキルです。
図解の5つの基本パターン
フロー図
比較表
マトリクス
ピラミッド
ベン図
パターン | 伝えたいこと | 使用例 |
|---|---|---|
フロー図 | 手順・プロセスの流れ | 申し込みフロー、制作工程 |
比較表 | 選択肢の違い | 料金プラン、機能比較 |
マトリクス | 2軸での位置づけ | ポジショニングマップ |
ピラミッド | 階層・優先順位 | 組織構造、目標の階層 |
ベン図 | 共通点と相違点 | サービスの重なり、スキルセット |
わかりやすい図解を作る5つのルール
3-7 要素を絞る
方向統一
色は2-3色
Aa 文字は短く
余白を確保
1. 要素を絞る
1つの図解に入れる要素は3〜7個まで。それ以上はかえって複雑になります。情報が多い場合は、図解を分割しましょう。
2. 流れの方向を統一する
フロー図の場合、左→右、または上→下に統一します。途中で方向が変わると、読み手が混乱します。
3. 色を使いすぎない
図解で使う色は2〜3色まで。色分けには意味を持たせます(例:青=現状、オレンジ=改善後)。意味のない色分けは混乱の元です。
4. テキストは短く
図解の中のテキストは「キーワード」だけにします。長い文章を図解の中に入れると、図解の意味がなくなります。補足説明は図解の外に出しましょう。
5. 余白を確保する
要素と要素の間に十分な余白を取ります。レイアウトの基本原則(近接と余白)がここでも活きます。
ツールを使わなくても図解は作れる
PowerPointやGoogleスライドでも十分な図解が作れます。
- 四角形 + 矢印:フロー図の基本
- 表:比較表はツール不要で作成可能
- 円 + テキスト:ベン図やステップ図
凝ったツールを使うことより、「何を伝えたいか」を明確にすることのほうが大事です。シンプルな図形の組み合わせで、十分にわかりやすい図解が作れます。
まとめ
図解の本質は「複雑を単純にする」こと。パターンを知っておけば、どんな情報でも視覚的に整理できます。まずは「フロー図」と「比較表」の2つから始めてみましょう。
この章の記事
- イラスト・アイコンの基本 ― 情報を視覚化する力
- アイコンの実践的な使い方
- 図解の作り方 ― 複雑な情報をシンプルに伝える
- グラフ・チャートの選び方と見せ方
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