Webデザインは「情報設計」から始まる
いきなりPhotoshopやFigmaを開くのではなく、まず何を・誰に・どの順番で伝えるかを整理します。ビジュアルのデザインは、情報設計が終わってからです。
Webデザインの基本プロセス
Step 1: 目的とターゲットを明確にする
質問 | 例 |
|---|---|
このサイトの目的は? | サービスの問い合わせを増やす |
ターゲットは? | 30代の中小企業経営者 |
ユーザーが求めている情報は? | 料金、実績、他社との違い |
ゴール(成果)は? | 問い合わせフォームの送信 |
Step 2: サイトマップを作る
サイト全体のページ構成を図にします。
- トップページ:サイトの顔。第一印象を決める
- サービス紹介:何を提供しているかの詳細
- 実績・事例:信頼性を高める証拠
- 会社概要:誰が運営しているか
- 問い合わせ:ゴールへの導線
ページが多すぎると管理が大変なので、最初は5〜7ページに収めるのがおすすめです。
Step 3: ワイヤーフレームを描く
ワイヤーフレームは「設計図」です。色やフォントは使わず、四角とテキストだけでページの構成を決めます。
ワイヤーフレームの段階で「情報の優先順位」と「ユーザーの行動導線」を固めます。ここが曖昧だと、デザインを作り始めてから何度もやり直すことになります。
Step 4: ビジュアルデザインを作る
ワイヤーフレームに色・フォント・写真を当てはめていきます。ここまでのコースで学んだ知識をすべて使います。
- レイアウト:4原則に基づいた配置
- 色:ブランドカラーを軸にした配色
- 文字:見出しと本文のフォント・サイズ設計
- 写真:適切な写真の選定とトリミング
Webデザインで特に重要な3つのポイント
1. ファーストビューの設計
ユーザーがページを開いた瞬間に見える範囲(スクロールなしで見える部分)がファーストビューです。ここで「何のサイトか」「自分に関係あるか」を伝えられないと、離脱されます。
2. CTA(行動喚起)の配置
「問い合わせ」「資料請求」「購入」など、ユーザーに取ってほしいアクションのボタンは、ページ内の複数箇所に配置します。「ファーストビュー」「コンテンツの区切り」「ページ最下部」の3箇所が基本です。
3. レスポンシブ対応
現在のWebサイトは、アクセスの50〜70%がスマートフォンからです。PC版のデザインだけでなく、スマホ版のレイアウトも必ず考えましょう。
- PCで横並びのカードは、スマホでは縦並びに
- ナビゲーションはハンバーガーメニューに
- ボタンは指でタップしやすいサイズ(44px以上)に
まとめ
Webデザインは見た目の美しさだけでなく、「ユーザーが目的を達成できるか」が最も重要な評価基準です。情報設計→ワイヤーフレーム→ビジュアルデザインの順番を守ることで、見た目も機能も優れたサイトを作れます。
この章の記事
- 名刺をデザインしてみよう
- バナーをデザインしてみよう
- Webサイトのデザインを考えてみよう
- アプリUIの基本 ― 使いやすさをデザインする
デザインを仕事にしたい方へ
副業でデザインを始めたい、未経験からデザイナーに転職したい。そんな方に向けた個別相談を行っています。現役デザイナーがキャリアや学び方についてお答えします。
無料で相談する