UIデザインは「使いやすさ」のデザイン
ここまで学んできたデザインの基礎は、すべてUIデザインにも通じます。ただしUIデザインには、印刷物やWebサイトとは異なる「操作できる」という要素が加わります。見た目だけでなく「触って使う体験」を設計するのがUIデザインです。
UIデザインの基本原則
1. 一貫性
同じ意味を持つ要素は、同じ見た目・同じ位置に配置します。
要素 | 一貫性のルール |
|---|---|
ボタンの色 | アクション(実行・確認)は常に同じ色 |
フォントサイズ | 見出し・本文・キャプションのサイズを統一 |
アイコンの意味 | 歯車=設定、ベル=通知 を一貫して使う |
余白のルール | セクション間・要素間の余白を数値で統一 |
一貫性があると、ユーザーは「学習」します。一度覚えたルールが他の画面でも通用するので、使いやすさが格段に上がります。
2. フィードバック
ユーザーが操作したとき、その結果がすぐにわかるようにします。
- ボタンを押したら:色が変わる・凹む動き
- フォームを送信したら:「送信完了」のメッセージ
- 読み込み中:スピナーやプログレスバー
- エラーが起きたら:赤い枠+エラーメッセージ
3. 視認性
「見つけられない機能は存在しないのと同じ」です。
- 重要なアクションは目立つ位置・色にする
- リンクやボタンは「押せる」ことがわかる見た目にする
- 現在地(どの画面にいるか)を常に示す
スマホアプリの画面構成
ナビゲーションのパターン
パターン | 特徴 | 向いている場面 |
|---|---|---|
タブバー | 画面下部に3〜5個のタブ | メイン機能が並列のアプリ |
ハンバーガーメニュー | 左上のメニューボタン | 機能が多いアプリ |
ボトムシート | 下からスライドするパネル | 詳細情報やオプション |
画面のレイアウト
- 上部:ページタイトル・ナビゲーション
- 中央:メインコンテンツ(スクロール領域)
- 下部:タブバー or アクションボタン
ユーザーの親指が届く範囲(画面の下半分)に重要な操作を配置するのが、スマホUI設計の基本です。
UIデザインを始めるために
UIデザインを本格的に学ぶには、FigmaやAdobe XDなどのプロトタイピングツールを使います。ただし、ツールの操作を覚える前に、このコースで学んだ基礎がすべての土台になります。
- レイアウトの4原則 → 一貫性のあるUI配置
- 色と配色 → UIのカラーシステム設計
- タイポグラフィ → テキストの階層設計
- 写真・アイコン → ビジュアル要素の選定
このコースを終えた次のステップ
「はじめてのデザイン」コースはここで完了です。
ここまで学んだレイアウト・色・文字・写真・図解の知識は、どんなデザインにも応用できる「基礎体力」です。この基礎があるかないかで、この先の成長スピードがまったく変わります。
次のステップとして、以下のルートがあります。
- ツールを学ぶ:Photoshop入門・Figma入門などのコースへ進む
- 実践で磨く:実際に名刺・バナー・Webサイトを作ってみる
- プロに学ぶ:デザキャンでフィードバックをもらいながらスキルアップ
デザインは「知る→作る→改善する」の繰り返しで上達します。まずは手を動かして、1つ作品を完成させてみましょう。
この章の記事
- 名刺をデザインしてみよう
- バナーをデザインしてみよう
- Webサイトのデザインを考えてみよう
- アプリUIの基本 ― 使いやすさをデザインする
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