「整列」とは何か
整列とは、すべての要素を「見えない線」に沿って揃えるという原則です。テキスト、画像、ボタンなど、あらゆる要素の端や中心を意識して配置することで、デザインに秩序が生まれます。
要素がきちんと揃っているデザインは、それだけで「ちゃんとしている」「信頼できる」と感じさせます。
なぜ整列が重要なのか
人間の目は「揃っていないもの」に敏感です。わずかなズレでも「なんか気持ち悪い」と感じます。逆に、きちんと揃っていれば内容が多少複雑でもスムーズに読めます。
整列は地味に見えますが、プロと素人の差が最も出る原則です。
整列の種類
揃え方 | 特徴 | 使いどころ |
|---|---|---|
左揃え | 最も自然で読みやすい | 本文、リスト、フォーム |
中央揃え | フォーマルで整った印象 | タイトル、招待状、短い文章 |
右揃え | 視線の流れに逆らう。上級者向き | 日付、価格表、デザイン的なアクセント |
左揃え
デザインの基本は
左揃えです。
読みやすさ抜群。
中央揃え
短い文章や
タイトルに
向いています。
右揃え
日付や価格など
特殊な用途に
使います。
左揃えが基本
日本語は左から右に読むので、左揃えが最も自然です。迷ったら左揃えを選びましょう。中央揃えは短い文章(見出し、キャッチコピーなど)には向いていますが、長い文章を中央揃えにすると読みにくくなります。
整列の実践テクニック
1. 「見えない線」を意識する
デザインの中に見えないガイドラインを引くイメージで配置しましょう。テキストの左端、画像の左端、ボタンの左端を同じ位置に揃えるだけで、デザイン全体に統一感が出ます。
揃っていない ガイドラインで揃えた 左端にガイドライン(破線)を引き、すべての要素の左端を揃えるだけで整って見える
2. 揃え方を混ぜすぎない
左揃え・中央揃え・右揃えを1つのデザインの中で何種類も使うと、統一感がなくなります。基本は1つの揃え方に統一する。例外的に別の揃え方を使う場合は、明確な意図を持ちましょう。
3. ツールのガイド機能を使う
Canva、Figma、PowerPointなどほとんどのデザインツールには、要素を揃えるためのガイド機能があります。目で合わせるのではなく、ツールの機能を使って正確に揃えましょう。
よくある整列の失敗
- 「なんとなく中央」に置いている:要素を画面の真ん中あたりに置いているだけで、正確には揃っていない。ツールの整列機能で正確に揃えましょう。
- 長い本文を中央揃えにしている:3行以上のテキストは左揃えが鉄則。中央揃えの本文は読みにくく、素人感が出ます。
- 複数の揃え基準が混在:左端で揃えている要素と中央揃えの要素が混ざっていると、デザインが散らかった印象になります。
まとめ
整列は「見えないけど確実に効く」原則。揃えるだけで、デザインの信頼感が一段上がります。
近接で情報をグループ化し、整列で揃える。この2つだけでもデザインは大きく変わります。次は「反復」を学んで、デザイン全体に一貫性を持たせましょう。
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